サントリーが上場を検討しているという。理由はM&Aを継続する土台作り、M&Aで投資した結果傷んだ財務状況を改善させる目的もあるはずだ。

サントリーはキリンとの経営統合でも結果として破談になった。かなり特殊な企業風土、オーナー家の力が相当強いなどの特色があるといっていいだろう。

すでにこのブログでも述べているとおり、サントリーは子会社のサントリー食品インターナショナルが上場している。そもそも子会社を上場させておいて、その後に親会社が上場するのはいいとこどり過ぎる。子会社が上場して、株価をあげ、その株価をもって価値が増えた親会社の株を上場させると、通常よりも親会社での資金調達が増える可能性が高い。

また、支配権を維持したまま、大規模な資金調達が可能になるのはフェアではない。資金調達がしたければ、親会社で堂々とすればよいはずだ。別に難しいことはないはずで、シンプルに考え、原理原則から外れた部分を監督官庁がしっかりと監督すればよいはずだ。大事なのは枝葉末節ではなく、原理原則のはずだ。

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

サントリー上場検討、Ｍ＆Ａ継続へ土台　財務基盤を早期回復へ　　：日本経済新聞 http://t.co/Y3ZuRYb52o

2015/07/29 06:33:12

 

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