シャープが１０３億円申告漏れ、と報道されている。７月３０日（木）６：２５現在、シャープはリリースをしていないようだ→http://www.sharp.co.jp/corporate/ir/topics/

内容としては、移転価格税制のようで、同社の業績を見てもお分かりのとおり赤字続きであり、追加で納税額はない模様だ。

移転価格についてはホンダや武田が裁判で勝訴するなど、長期間にわたって争いになり、企業側が勝訴することも増えている。この調査にもかなりの時間がかかるはずでシャープも対応に相当の工数がかかったはずだ。もちろん赤字だからといって、税務処理をいい加減にやっていいはずはない。しかし、赤字で税金がとれない企業に工数をかけて調査をする意味がいったいどこにあったのだろうか。税務調査は後からできるわけなので、赤字が解消してからの調査でも遅くないはずだ。

そもそも別の理由があったのではないか、と考えざるを得ないほど、その理由が分からない事案だった。

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

シャープ103億円申告漏れ　国税局指摘、12億円は所得隠し　　：日本経済新聞 http://t.co/mmXDypfZkM

2015/07/29 15:09:00

 

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