スカイマークの最大債権者がデルタに連携を要請していると報道されている。このブログでも述べたとおり、債権を持っているリース会社が少しでも回収金額を増やすために工面をしているわけで、これはわがままでもなんでもない。

民事再生は、債権者に協力を仰ぎ、債権をカットしてもらったうえで少しでも返済ができるように再生計画を作成し、実施することだ。

その中で、最大の債権を持つ企業が少しでも回収できるスキームを要請するのは当然だ。なにしろ、借金を棒引きして欲しいとスカイマークがお願いしているからだ。

おそらくは最大債権者が持つリースの一部をデルタは引き継ぐのであろう。ANAはそれはできないといっているわけで、落とし所としては、デルタにスポンサーとして入ってもらうか、ANAが譲歩する、その２点しか方法はないだろう。

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

スカイマーク最大債権者、デルタに連携要請　　：日本経済新聞 http://t.co/xwguSjzltM

2015/06/05 06:18:17

 

本誌は、M&Aを売り手、買い手、アドバイザーが三方良し、となるのが当たり前の世界の実現を目指しています。そのためには当事者が正しい情報を得て、安心して相談のできる場が必要です。その実現に向けて本誌は、日本M&Aアドバイザー協会で、以下のサービスやセミナーを提供しております。