スカイマークの民事再生の手続が進んでいるが、最大の債権者であるリース会社であるイントレピッドがANAの資本参加に難色を示しているという。理由はスカイマークが解約したリースの航空機の扱いで対立があるという。

スカイマークがリースを解約したといえば、エアバスの航空機だ。これがそもそもスカイマーク破綻のきっかけとなった。ANAの機材のメインは787をいち早く導入したことからも分かるようにボーイングだ。機材調達、整備の効率化の観点からもできればボーニングに集中したいというのがANAの本音ではないか。

一方で、リース会社としては、本来、支払ってもらうべきリース料を免除して、少しでも多く資金を回収しなければならない立場だ。当然、再生計画を練ったあとに少しでもビジネスを増やしていきたい、という腹づもりであり、この主張は当然の主張といってよいだろう。落とし所としてはANAがおそらくリースの解約で宙に浮いた機材を買取る、あるいはリースで少しでも使用する、という妥協策か、あるいは民事再生を諦め、会社更生法を適用し、事実上破綻状態にしたうえで司法主導で債権の切り捨てをしていく、という流れをとっていくという選択肢だろう。あるいはANAでないが、リース契約を一定程度引き継いでくれる航空会社をスポンサーとして選択する、ということも最悪の場合は可能性としてはありうる。

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

スカイマークの最大債権者、ＡＮＡ参画に反対 : 経済 : 読売新聞（YOMIURI ONLINE） http://t.co/F9IZUZx8fR @Yomiuri_Onlineさんから

2015/05/27 21:07:01

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