IFRS導入の大企業、導入に利点があったとする企業が９割であったと金融庁調べで明らかになったと報道されている。

世界中にグループ会社を持つ企業では、経営管理がしやすい、という意見もあるが、これは当然であろう。記事には資金調達については触れておらず、コストをかけた以上、大きなリターンである資金調達のチャンスが大幅に改善してこないと、これはあくまでも管理部門における抽象的なメリットでしかないのではないだろうか。

IFRSを導入することによって、資金調達のチャンスが大幅に広がることがベストで、これは、IFRS=会計と、資金調達＝ファイナンス、の両者が連携しなければならないところだ。しかし、両者は専門家が違い、両者にバランスをとれた人材、企業が少ないことが問題だ。

いつまでも会計だけの話をしていても何も始まらない。証券市場を含めたファイナンスのメリットを追求してほしい。

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

国際会計基準採用の大企業、「導入に利点」９割　金融庁調べ　　：日本経済新聞 http://t.co/aQh0vkGTkj

2015/04/15 05:41:50

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

金融庁、国際会計基準の採用企業の取り組みで報告書　 | マネーニュース | 最新経済ニュース | Reuters http://t.co/jsvwEhZAyq

2015/04/15 05:40:08

 

本誌は、M&Aを売り手、買い手、アドバイザーが三方良し、となるのが当たり前の世界の実現を目指しています。そのためには当事者が正しい情報を得て、安心して相談のできる場が必要です。その実現に向けて本誌は、日本M&Aアドバイザー協会で、以下のサービスやセミナーを提供しております。