新規上場し、高い株価をつけ、創業者や投資家が売り抜けた後、業績を下方修正し、株価が大幅下落。この状態に対し、問題を証券会社の人不足、審査不足だと指摘している報道がある。

IPO株は上場直後は高騰し、その後、一気に落ちる傾向にある。このブログでも触れた、上場前に赤字を脱却できないグノシーに４００億円で上場、という報道が出たことも株価を吊り上げる要因になるだろう。

ここの本質的問題は審査の人材不足などというレベルだろうか？

実際には、上場前にほぼ絶対に儲かる、という状況で出資者を含めた関係者が、その利益を確定させるために上場前後に自分たちに有利な情報を出している可能性も否定できない。彼らは儲かるが損をするのは、そういった一般上場株を背景をよく知らずに買ってしまう一般投資家だ。もし、そんな流れが意図的に作られているとすれば大問題だ。この状態を調査するのであれば、本来はそこまで突っ込んで調べるべきだろう。

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

看過できぬ株式新規公開の規律の緩み　　：日本経済新聞 http://t.co/cayWPByQ9K

2015/04/09 17:46:59

 

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