三菱UFJがシャープの貸倒引当金を1,000億円に増加したと報道されている。記事によると、貸付額は3,800億円で、要管理先に分類されたということだ。

今後、シャープの要請に応じて、1,000億円程度をDES＝Debt Equity Swap、要するに借入れを資本金に振替える処理をすることも検討しているということだ。

ここでシャープの株主は以下のとおり。みずほも同様に主要株主で貸付をしているようだ。同様に1,000億円単位でのDESを検討しているという。DESをしても、業績悪化が続けば、減損される。しかし、DESをすれば、シャープは債務超過を免れる見込のようだ。

いったんDESを行い、減損されたとしても、その後の業績回復を狙い、回収金額が少しでも確保できれば、という状況なのだろう。ニッセイなどはシャープに融資をしていないのか、気になるが、3,800億円も貸し込んでいれば、業績悪化に伴いタダではいられないことは間違いない。そんな中、DESは目先の引当を減らし、将来へ希望を少しでもつなぐアクションといってよいだろう。

○シャープ株主構成
http://www.sharp.co.jp/corporate/ir/stock_bond/stockholder/
＊＊＊以下、引用＊＊＊

＊＊＊引用、ここまで＊＊＊

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

シャープの貸し倒れ引当金　三菱ＵＦＪ１０００億円に　債務者区分２段階下げで（産経新聞） – Yahoo!ニュース http://t.co/7TFBUGSlN9

2015/04/05 13:29:43

 

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