中堅監査法人のアーク、明治が合併すると報道されている。中堅監査法人の合併はこれからも続くだろう。

今は大手の監査法人で数千人の職員を抱える監査法人もあるが、これも合併の繰り返しの歴史の中で起きてきた事象だ。顧客が巨大化するなかで監査を担当する監査事務所も大規模化が必要だったためだ。

今後の中堅監査法人も歴史を繰り返す可能性が高い。さらにいうと、品質管理の負担が非常に大きいからだ。最近は監査法人が金融庁に処分されることも多いが、これは品質管理レビューという、簡単にいうと監査法人の業務監査が導入され、ここでの改善勧告等にも従わない場合に処分がされる。

この品質管理レビューはアルテ監査法人も受けているが、なかなか厳しい。しかし、第三者に常にチェックされる体制というのは何の品質をあげる上でも必須なものだ。

この品質管理の負担が大きいため、中堅監査法人が合併し、その負担を少しでも効率化しようとしているのが、今後、こういった監査法人の合併が増えていくと予測している理由だ。

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

中堅監査法人のアーク、明治が合併　　：日本経済新聞 http://t.co/cHKONawqvr

2015/03/27 05:58:52

 

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