グノシーが４月上旬に東証マザーズへ上場するという。時価総額は400億円の見込だそうだ。

グノシーは昨年、KDDIが投資をしている。このニュースによると、12億円出資した後、ジャフコなどともに12億円を新たに投資している。

現時点でのEDINETに記載の有価証券届出書で株主構成を見ておこう。KDDIは約17％。400億円の17％は、68億円。昨年２回で19億円出資している。それが、２倍以上になったという計算だ。

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現状のグノシーのPLは有価証券届出書から引用しておこう。直近でも見事な大赤字だ。BSもあわせて見ておく。直近は昨年の１１月末。まだまだ資金はあるが資本金＋資本剰余金＝28億円以上あるが、すでに17億円程度使ってしまい、残り11億程度の純資産の状況だ。

例えばGREEが上場する前はテレビ広告を十分に打てる資金力がなかったため、上場して資金調達して、テレビ広告を打ち、ゲームの収益を伸ばしていった。グノシーはKDDIその他から資金調達をし、テレビ広告も実施している。資金調達した後、どのような稼ぎをしていくのか、私にはイメージしにくい。PERが20倍としても年間20億円程度のフリー・キャッシュ・フローを出し続けていかないと時価総額400億円の説明がつかない。これだけの稼ぎを期待できると市場が判断すれば、これ以上の時価総額が付くが、株価が高止まりしていることをいいことに、大企業だけが儲け、一般庶民が損を食うことは避けるべきであるが、そのためには、この程度のことを自分で情報を収集し、自分で考える力をつけることが必要だろう。

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大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

グノシー：４月下旬に東証上場へ、時価総額400億円－ライバルに先鞭 – Bloomberg http://t.co/A5mhbf8DQZ

2015/03/24 08:05:50

 

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