製薬会社が製薬ベンチャーの買収を続けているが、製薬ベンチャーそのものは実際には、まだ試作品を作っていない場合でも、研究の成功や、企業売却によって利益を得ている。

この状況がつづくことを記者は危惧をしているようである。

利益やキャッシュに結びつく成果が全然ないものに対価を支払ったり、会社の売買をしていることのリスクを指しているのだろう。要するにバブルの警戒をしているわけだ。

株価とは、将来の期待値によって決まっている。将来、いくら稼ぐのか、将来たくさん稼ぐと思えば、先行投資で今のうちにお金をいれておこうと思うわけだ。結果は蓋をあけてみなければ分からない。

製薬業の場合、新薬開発のための研究開発はどうしても必要で、そもそもその成功確率は高くない。バイオテク企業のM&Aも製薬企業においては研究開発投資の一環であるから、トータルで研究開発投資を上回るだけの成果がでていれば、バブルといわれようが投資は続く。トータルで研究開発投資を上回るだけの成果が出ないよう状況が続けば、後でそれはバブルと言われ、投資金額の調整が図られることになる。
原理はシンプルだ。

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

買収という薬に溺れるバイオテク部門、バリュエーションに要警戒 http://t.co/PH3VsmB9YU @WSJJapanさんから

2015/03/03 06:08:43

 

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