中国の家族経営の企業の成長が世界標準を上回ると報道されている。

これにはそもそも中国の成長率が高いということがあるだろう。そのうちでも家族経営の成長が著しいのは、変化のスピードが早い経済環境下では、即断即決の意思決定が必要になってくるからだ。家族経営、オーナー企業の場合はそれがやりやすい。日本でもソフトバンク、ファーストリテイリングなどはバリバリのオーナー企業だ。

しかし、GEはとっくに家族経営ではなくなっているが、イメルトのリーダーシップで業績を向上させている。また、しまむらはトップの交代が進んでいるが、業績は堅調だ。

家族経営＝業績がよい、わけではなく、企業の方向性を決められるリーダーの存在が成長のキーであるわけだが、家族経営以外でそういったリーダーを育成できている企業が少ないということだろう。オーナー経営から脱却し、強いリーダーを持ち続けるGEやしまむらについて、今後も成長を続けたい企業、経営者にとっては研究すべきことがたくさんあるはずだ。

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

PwC、中国家族経営の成長が世界水準を上回る – http://t.co/5swp28DlMi #GoogleAlerts

2014/10/23 06:15:12

 

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