日経オンラインで、資金調達のニュースがあった。最近はベンチャーの資金調達のニュースをよく目にするので、これ自体には違和感はない。日経も取り上げるくらい、一般的になったというイメージだ。

しかし、これでおめでとう、といかないことには注意が必要だ。投資家はリスクマネーを投資している、当然、何倍にもして返せ、という前提で資金を出している。人様から資金提供を受けたということは大きなチャンスであることは当然として、それだけ大きな責任と義務が発生するわけだ。

金融機関からの融資をおめでとう、ということはないと思うが、出資を受けるとおめでとう、と言ってしまうことには大きな違和感を感じる。借金は返さないといけないが、出資は返さなくてよい、と考えているのかもしれない。それは間違いはないが、利回りは借入よりも出資の場合はより高い率を負担する必要がある。また、失敗は信頼の失墜につながる。資金調達＝おめでとう、ではなく気合いれて死ぬ気で頑張って行けよ！！ということであることを忘れてはいけない。

どうして借入よりも高い利回りを出資していただいた方に負担すべきかは以下リンクでビデオとテキストで解説をしているので、参考までにご参照いただきたい。

http://ma-japan.info/archives/515

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

マナボ、３社から3.3億円調達　　：日本経済新聞 http://t.co/r657mtWkLT

2014/09/18 06:33:08

 

本誌は、M&Aを売り手、買い手、アドバイザーが三方良し、となるのが当たり前の世界の実現を目指しています。そのためには当事者が正しい情報を得て、安心して相談のできる場が必要です。その実現に向けて本誌は、日本M&Aアドバイザー協会で、以下のサービスやセミナーを提供しております。