4大監査法人の中国業務半年禁止報道の背景
SECが4大監査法人の中国業務を半年禁止にすべきと報道している。ポイントはいくつかある。
- 対象は中国政府ではなくSECが会計事務所へのコメントであること
- 原因は中国での不正会計についてSECが調査をしようとしているが、会計事務所がそれを拒否していること。
- 拒否している理由が、その行為が中国の法律に違反するということ
要するに、SECが不正会計について調査をすべきとしているにもかかわらず、それを中国の法律が邪魔をしているということだ。この場合、いくら会計事務所を攻めてもラチがあくはずがない。
SECが米国政府を通じて中国政府に法律改正を求めるべき問題だ。それを放置しているので、いつまでも進展がないのではないだろうか。
大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa
SEC審判官「4大監査法人の中国業務、半年禁止すべき」 :日本経済新聞 http://t.co/R8yUznoaG4
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