シニアの起業についての懸念が記事になっている。
以下にもあるが、経験過信、足りぬノウハウを外部から、そして赤字のおそれとある。

経験だけで稼げるのであれば老舗企業はいつまでも強いはずだ。
資金力が豊かな企業であれば、ノウハウは外部にコンサルティングを委託することもできたかもしれない。

しかし、起業後はすべて自分の責任となる。多くの場合、フランチャイズへの加盟を考えるが、これが一番リスクは少ないと思う。しかし、実績のあるフランチャイズであれば、本部へのロイヤリティーが高くなり、いくら働いても大稼ぎはできないことが多い。

起業したてはすべてを自分でやることになる。営業経験のない方であっても自分の商品を売らなければ、ビジネスにならない。開発も購買も人事も電話対応であって、ホームページやDMの内容やデザインも自分で決める必要がある。

それを全部経験したことのある勤め人はいないはずだ。

起業家は経験したことにないことにも失敗を重ねつつ、諦めずに続けたものだけが継続できる、それはそれで厳しい点も多い。

シニアの多くはそこまでのチャレンジを続けることは難しいはずだ。経験も積み、実績もある。プライドもお金もある。それでも自分のビジネスにトライしたいということであれば、M&Aによる起業を勧めたい。M&Aで既存企業を買えば、ノウハウやスタッフもついてくる。そして、そんなシニア層でも手の届く金額の案件も徐々にではあるが、出てきているし、成約実績もシニアの皆さんが考えるよりもたくさんある。

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

シニア起業　足りぬノウハウ外部から、経験過信で赤字の恐れ　　：日本経済新聞 http://t.co/ehZsiDQlvY

2013/11/18 06:33:06

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