M&Aがうまくいかない大きな原因として、無理に文化を統一させようとすることがある、とハーバードビジネスレビューで述べられている。

たしかにそういった側面は多いにあるとは思う。しかし、もともとがたるんでいる文化の企業は、新たにオーナーとなった企業のピリッとした厳しい文化に変化することにより、業績が向上することがあることは付け加えておきたい。

さらにいうと、日本のM&Aがうまくいかない理由のより重要なものは、多くのM&Aが業者からの持ち込み案件から検討が進んでいる点だろう。こんないい案件があるから検討してください、という業者からのオファー、あるいはいい案件があったら情報を教えて欲しいという丸投げ的な考えから、まずは情報を得て、それをスクリーニグして買収ターゲットを決めていくことが多いわけだ。

これにより、戦略ありきではなく、M&Aありき、ということになりがちで、買収後に、この後何をしなければいけないのか、明確なアイディアがなく、買収後、すぐにアクションをとれないケースが多い。

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

買収後に待ち受ける、 「文化の統一」という落とし穴 http://t.co/psOkesjbv7 @dhbr_japanさんから

2013/11/12 06:20:42

 

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