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タイ セントラルによる8店舗の100円ショップの買収の細やかさ

規模は小さいが、注目すべき取引だと思う。要するに日系の100円ショップがタイでうまくいかなかったところをタイの華僑グループが買収したということだ。タイの店舗数は8で、買収金額も3800万バーツで1億円程度と規模も小さい。

しかし、買い手である セントラルは昨年、「ファミリーマート」と「無印良品」のタイ事業にそれぞれ50%以上出資、2011年には定食屋チェーン「大戸屋」のタイ事業を買収しているという。

タイでオペレーションがうまくいかない、あるいはタイでは内資と合弁せざるを得ない日系企業とパートナーとなることによって、日系のノウハウを吸収しているとすれば、この企業の目の付け所は鋭い。特に今回の規模の100円ショップまでしっかりと調査、出資を買収している点はその細やかさという点で注目に値する。

***以下、引用***

【タイ】100円ショップのワッツ(大阪市中央区)は27日、タイで60バーツ均一店「コモノヤ」を運営する100%出資子会社タイワッツ(資本金1億2000万バーツ)の株式51%をタイ小売り大手セントラル・グループに3800万バーツで売却したと発表した。

[関連写真]

 セントラルの集客力、店舗開発力を生かし、店舗網の拡大を図る。

 タイワッツは2009年設立。過去3年はいずれも赤字で、累積赤字は9400万円。2012年5月期は売上高2億5100万円、当期純損失2900万円だった。現在の店舗数は8店。

 セントラルは昨年、「ファミリーマート」と「無印良品」のタイ事業にそれぞれ50%以上出資した。2011年には定食屋チェーン「大戸屋」のタイ事業を買収している。

〈セントラル・グループ〉
中国・海南島出身のジラティワット(鄭)家がタイで創業。百貨店のセントラル、ロビンソン、スーパーのトップス、ホテルのセンタラ、ファストフード店などを展開し、2012年の売上高は1833億バーツだった。

***引用、ここまで***

 

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