関西スーパーがH2O、阪急阪神の傘下にはいります。同グループにはイズミヤ、阪急オアシスなどがあり、関西スーパーをあわせると売上４，０００億円、２４３店舗となるということです。

利用者にとっては、心配なニュースですが、なぜこんなことをしなければならないでしょうか。

スーパーは儲かりづらいのです。営業利益が２％出ていればよいほうで、少しトラブルがあると赤字になります。イオンもヨーカードーもなかなか利益が出ず、イオンモールや金融、セブンイレブン事業などでそれを補って経営をしているような状態です。あれだけ多様な商品を、いつも安く売っているわけで、本当に厳しいビジネスです。

外資系流通、商習慣に惨敗：日本経済新聞 https://t.co/87Cg1ViYCq

— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) August 31, 2021

外資もほぼ徹底してしまいました。それだけ厳しいマーケットということです。

儲からないので、統合するということは、コスト削減が目的です。
一方で消費者は、好きなスーパーを持っています。コストを下げると顧客に影響が出ることも多いです。
それをせずに運営コストを下げることが必要になってきます。１つ１つのコストを0.00何%削り、積み上げていく。そんな作業が統合後も続くはずです。

当然の企業努力ともいえますが、内情は大変です。顧客の皆さんが少しでもその背景を知っていただき、明るくお店のかたに声をかけていただくだけでも、運営者の皆様のモチベーションアップにつながるかもしれません。こんなに便利で安いスーパーが当たり前でないことは知っておいて損はないとい思います。

「関西最強の連合めざす」H2O、関西スーパーを傘下に：朝日新聞デジタル https://t.co/hunAcfjVwt

— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) August 31, 2021

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