自分で考えて、動いて、修正、その繰り返しを怠ると人生は他人任せになってしまいます。PDCAでも表現の方法は何でもよいです。

他人任せの人生はかつては有効でした。親と先生の言うことを聞き、頑張っていければそれなりに成果が出やすかったわけです。今は一寸先は闇です。

コロナ対応のために国はさらに赤字を増やしています。また気候変動への対応として脱炭素化が必須で、各国はその対応を打ちつつあります。

日本の借金である国債、地方債をあわせると1,000兆円以上になります。一方で歳入は60兆円程度です。給料が600万円の人が１億円の借金をしているのと同じ状態です。しかも毎年赤字を続けている状態です。

脱炭素化については、2030年度までに2013年度比で46％削減、2050年には実質ゼロにすると言っています。しかし、その策は明示されていません。当然、再生可能エネルギーへのシフトが必要なわけですが、原発をほぼ使えないなか、再生可能エネルギーの比率は水力を含めて15%程度、80%近くが原発が使えないこともあり、火力発電になっています。これをどのようにシフトさせていくのか、原発は絶対に使わないのか、仮にその決断をした場合には、消費電力そのものを抜本的に減らす、という戦略も必須です。しかし、表立ってそんな議論はされていません。

これを政府の怠慢と評価することもできますが、有権者が関心を持たないことが最大の原因なのではないでしょうか。

知らないことは、罪ではなく、自分達の身に災いが降り掛かってくるものと考えないといけない。

こうしたことを自分で調べたり、考えたり、どう動くべきか相談したり、実際に動いてみた結果の意見を聞いてみたり、そうした学習と安心して相談できる場を必死で探すべきなのではないかと思うのです。

他人任せというのはこんな混沌とした状態で先行きが見えない環境にもかかわらず、自分の人生を人に任せきってしまうということです。

 

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