グーグルがプリン買収。すでに日本のキャッシュレスビジネスは序列がついていて、いくらグーグルとはいっても手遅れなのではないか、と感じている方も多いのではないでしょうか。

グーグルの今後の施策なども推測されてますが、それはそれとしておきましょう。

本誌ではペイペイがヤフーペイと名称を変え、ヤフー銀行として、口座を集め、キャッシュレス決済の肝である銀行口座を抑えてしまうことを狙っているのではないかと何度か記事にしています。そのために相当な資金をかけてペイペイユーザーを増やしているところなのでしょう。

その結果、2020年度において、ペイペイが3.2兆円、d払いがは8100億円の取扱高になっています。
このライバルはクレジットカードになりますので、クレジットカードの取扱高を確認しておくと（https://news.yahoo.co.jp/articles/bd023c456a08b0eaebe3d4bc51b751d0a0c79e5d）、2020年度は67兆円に落ち込むということです。前年が70兆円でしたから、コロナの影響というよりもキャッシュレスにシェアを奪われているようにも見えます。

こう見ると、ペイペイはすでにクレジットカードを含めたキャッシュレス決済の5％程度のシェアを持っているわけで、これを崩すのはそう簡単ではありません。

グーグルにとって日本のマーケットがそれほど重要とは思えませんし、マーケットを取りに来たというより技術的なもの、さらにいうとそこの人材を獲得しに来たのかもしれません。

グーグル スマホ送金手がける日本企業買収へ 決済事業強化か | NHKニュース https://t.co/9JD69UNgtX

— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) July 13, 2021

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