米欧はワクチン戦略を誤っているという記事です。ポイントは以下のとおりです。

１）ワクチン接種を強制することができず、結果として接種率が高まらない。

２）一方でワクチン接種をした人にはマスク不要のインセンティブを与えたが、接種証明の偽造が容易で、未摂取でのマスク未着用の事例も増えていると思われる。

３）１）の問題がありつつも、大量のワクチンを供給できるアメリカが他国へ大量のワクチンを供給することは、今後の外交の影響力を増すためにも有効だが、外国へタダで塩を送ってやるのか、という批判を恐れ、できていない。

これらは、民間の権利を十分に認めた結果起きていることです。
ワクチンは当然１００％の安全性はありません。これはインフルエンザワクチンでも同様、これまでの医薬品でも同様です。一方でコロナ感染、拡散のリスクと比較した場合にワクチン接種が有効、という考え方がベースにあります。

平和に生活をしていると１００％安全、真っ白な状態というのを意識せずに想定してしまうことが多いのでしょう。これを悪い表現だと、平和ボケ、と言われたりするのでしょうが、実際には１００％正しいと思われる状況というのはほとんどありません。こうして自宅や事務所でおとなしく過ごしていても、怪我をしたり、急病を発症するリスクもゼロではありません。

リスクとリターンの比較考量や権利を行使するためには義務も果たす。これがベースで、次のステップには今のやり方、ルールが間違っているかもしれない、それを見直そう、という発想、行動に移せる、そんな人材、仲間を増やしていかないと、こうした問題は世界中で解決できなくなってしまいます。

この問題を解決するには、正しい情報を得て、自分で考えること。わからないことを相談できる仲間をつくることが必要なのだと思います。ネットを調べれば何でもわかるわけではありません。

ワクチン戦略誤った米欧：日本経済新聞 https://t.co/uYx3dxFMfQ

— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) July 1, 2021

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