日本取引所が新年早々、開始した。これは大証が東証を抱える形で吸収合併したものである。私が見ているポイントは３つ。

1. 上場会社であった大証が東証を吸収合併している点。もちろん東証のほうが規模が大きかったわけで、こういった案件は通常、いわゆる「裏口上場」として厳しく審査される。合併はいいけれど、合併後、上場をするなら、東証も上場してからが筋、という考えである。
2. 日本「証券」取引所でなく、日本証券所となったのは、証券に限らず、デリバティブその他の商品を扱う気持ちがあってのことだろう。
3. 最後に、上場したからには買収される可能性が高まった、といえる。世界の市場は合従連衡でかなり集約された。日本取引所がいずれかのグループに入る可能性もあるだろうし、ないかもしれない。大切なのは、資金調達のチャンスを上場企業に圧倒的に増やすこと、そして投資家に優れた商品を提供すること、この２つだ。

○日本取引所、１日発足　東証と大証が経営統合 
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGC31005_R31C12A2NN1000/
＊＊＊以下、引用＊＊＊

＊＊＊引用、ここまで＊＊＊ 

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