ビジネスチャンスという雑誌に私の記事が掲載されました。字が小さいですので、テキストでも掲載させていただきます。少し最終原稿と異なりますが、私の当初の原稿内容になります。

l 
タイトル：Ｍ＆Ａの思ってもみなかったうまい使い方

 

最近のM＆Aの傾向について、今日は少しお話をさせていただきます。

M＆Aは事業承継の手段として、後継者不在の企業において、会社やビジネスそのものを第三者に譲渡することにより、結果として後継者を外部から招聘するなどして有効に利用することができます。

 

これに加えて最近では、起業の段階からexitを設定しているケースが増えています。もう少し具体的に申し上げますと、新たにビジネスを始める段階で、第三者に事業の売却を考えているのです。人にはタイプがあります。新しくビジネスを興すのが得意な方、大きくなったビジネスを管理するのが得意な方、それぞれが一番得意なステージで活躍することがＭ＆Ａの有効活用により可能になります。

 

たとえば弊社の現在扱っている案件でも、ガールズバーがあります。ここのオーナーは開店前から弊社にご相談をいただき、売却を念頭において開店をされました。その後、色々ありましたが、現在ビジネスが軌道にのってきました。このオーナーはまさにビジネスを始める前にexit=売却を考えていらっしゃった実例です。早期に売却できるように弊社でも動いているところです。

 

このようにＭ＆Ａは使い方によっては、ネガティブな面というよりは、うまい使い方が可能です。起業を考えていらっしゃる方にとってもこういった売却案件を買われてビジネスを始めることにより、より安全にビジネスをスタートすることが可能です。いざビジネスをゼロからスタートすると1,000万円程度の投資が必要な場合があります。一方で、Ｍ＆Ａの場合も1,000万円前後で事業を買うことも案件によっては可能なのです。それにより、すでに店舗や事業所があって、スタッフがいて、お客さまがいらっしゃる、そんな状況でビジネスをスタートすることが可能になります。

 

起業家の方、引退を考えていらっしゃる方、ぜひ改めてＭ＆Ａの可能性についてご興味をもっていただければと思います。少しでもご興味をもっていただいた方はぜひ詳細につきお問合わせください。ご面談にて詳しいご説明をさせていただきます。

本誌は、M&Aを売り手、買い手、アドバイザーが三方良し、となるのが当たり前の世界の実現を目指しています。そのためには当事者が正しい情報を得て、安心して相談のできる場が必要です。その実現に向けて本誌は、日本M&Aアドバイザー協会で、以下のサービスやセミナーを提供しております。