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トヨタ、いすずが資本連携、今後の合従連衡への布石なのだろうか。

トヨタといすずが資本連携するということですが、ざっくり概要は以下のとおりです。

1)トヨタがいすずに500億円出資する。
2)1)相当額でいすずがトヨタに500億円出資する。
3)トヨタといすずに日野(トヨタが50.1%議決権を持つ)を加えた3社で合弁会社を作り、トラックへトヨタの燃料電池車の技術を援用する。

実際に何がが動くのは、3)だけです。

1)2)はいわゆる持ち合い株で、資金の移動も実際はなく、経済的な効果はありません。

自動車業界は合従連衡を繰り返しています。トヨタはその中でも、ポルシェやアウディも傘下に持つフォルクスワーゲングループと年間1,000万台程度の製造販売をし、世界トップを争っています。

自動車業界の合従連衡は↓がわかりやすいです。
https://www.netdenjd.com/articles/gallery/225774

電気自動車、燃料電池車の開発にはコストもかかるため、これまで以上に合従連衡が必要になってきますが、上記の業界地図を見ても、すでにかなりのところまで進んできています。

今、日本勢が組めばよいわけではないでしょうが、もう選択肢がない。今、仮にトヨタがどこかのメーカーを買収するかというというとそこまでの決断はお互いできていない。

目先でやるべきことをやりつつ、将来来るべきときには、さらなる資本注入、グループ化もあるかもしれないという措置なのでしょう。ただ大きくなっても意味はなく、地域であったり、顧客セグメントであったり、それが異なるところがグループ化できるとよいのですが、選択肢がそれほどない。そんな厳しいなかでの、いまできる動き、というように見えます。


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