丸紅の投資規律についての記事です。
そのなかで、本誌が繰り返し述べてきた「投資の目的化」への反省です。引用しますので、心して読んでください。

＊＊＊以下、引用＊＊＊
「かつては投資をすることが目的化しており、営業主導の計画となってしまったり、十分なデューデリジェンスが行われていなかったりしていた」。柿木真澄社長はこう振り返る。16年度から3カ年の前回の中期経営計画では新規の投融資1兆円という目標を掲げていた。競合を意識した規模拡大に注力するあまり、事業価値に見合わない投資や、既存事業と関連の薄い事業にも前のめりになった面がある。
＊＊＊引用、ここまで＊＊＊

組織で動くと、手段の目的化（丸紅では投資という手段が目的になってしまっていた、というわけです）はよくあることです。そろそろ、経営者自らが調べ、動き、考えるべき時期です。事業承継やM&Aは、業者や部下に丸投げするような簡単なものではありません。丸紅ですら勘違いしてしまうのですから、我々が勘違いをしてしまうのは仕方がありません。

ではこれからどう動くのか。ヒントは本誌でも何度もご提案をしてきましたし、YouYUBEチャンネル（https://www.youtube.com/channel/UC68g8twItmuJVnevw0aV3yQ）で動画も作り続けています。これも参考にしていただきつつ、自ら動き、調べ、考えていく、そういった経営者ばかりになるよう、頑張っていきます。

丸紅、「現金創出力」重視で取り戻す投資規律：日本経済新聞 https://t.co/K9ydPvnao2

— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) March 9, 2021

本誌は、M&Aを売り手、買い手、アドバイザーが三方良し、となるのが当たり前の世界の実現を目指しています。そのためには当事者が正しい情報を得て、安心して相談のできる場が必要です。その実現に向けて本誌は、日本M&Aアドバイザー協会で、以下のサービスやセミナーを提供しております。