かなり下期に営業利益などの回復を見込が、結局、純損失は悪化してしまう。
減損やリストラに関する損失をかなり見込んでいるのだろうが、営業利益や経常利益もどこまで回復できるかは正直？だろう。

一方で、BSは今後、明らかに好転する。 理由は以下に引用する、親会社、金融機関からの長期融資による。総資産7.5千億円に対し、純資産がすでに1千億円。このあと350億円程度、純損失が増える見込みであるから、期末には純資産が650億円程度になり、かなり純資産が薄くなる。赤字体質を抜けない企業に対しては融資が通常降りないか、短期の融資しかつかないのが通常である。

しかし、以下のとおり約2.5千億円の構造改革や長期資金の手当として融資される。
担保はあり、となっているがすでに2千億円の有利子負債にも担保は供しているだろうし、どこまで保全できているかは疑問である。一方で親会社からの融資は、思ったよりも業績が悪化し、債務超過が見込まれるような場合にはDESが実施され、資本金に振り替わる可能性もある。

このようなやり方は賛否両論あるだろうが、ルネサスは少なくても半年、１年で資金ショートするような状況でなくなった。このチャンスを活かして、再生できるよう、安定した利益をだせる企業に短期にならないといけない。繰り返すが他の独立系ではありえないチャンスをルネサスは与えられた、と見るべきだ。

＊＊＊以下、引用＊＊＊

＊＊＊引用、ここまで＊＊＊