IFRS

国際会計基準(IFRS)への対応のあり方 についてのこれまでの議論(中間的論点整理)

企業会計審議会の議事録は例によって遅れていますが、資料がアップされていました。

◯国際会計基準(IFRS)への対応のあり方についてのこれまでの議論(中間的論点整理)
http://www.fsa.go.jp/singi/singi_kigyou/siryou/soukai/20121002/06.pdf

やりたくない理由をあげているが、興味深いのは以前から主張されているIASBへの影響力は維持したいという点。影響力を維持して何がしたいのか。ユーザーは誰か?ユーザーのメリットは何か?しっかり考えるのが論点。

ここでどんな国がすでに適用をしているか、確認しておきます。

◯各国の IFRS 適用状況調査結果
http://www.fsa.go.jp/singi/singi_kigyou/siryou/soukai/20120417/03.pdf

新興国の多くがすでに適用しているのがお分かりになるはず。
この理由は、

1)そもそもまともな会計基準がない
2)その中で、成長が期待される新興国では、アジアをはじめとする成長市場で採用されているIFRSを採用しておくのが得策。

この2つに集約されるでしょう。

だからこそ、日本も影響力とかいっていないで、IFRSをしたほうがトクだ、と言い切れないといけないわけです。トクな理由をつけるのであれば→http://blog.livedoor.jp/ohhara_cpa/archives/51930301.htmlのような策を採るべきでしょう。

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