ソフトバンクの社長が変わり、孫会長が創業者取締役になるというニュースのタイトルだけを見ると、孫会長が引退？と思ってしまう方もいらっしゃると思います。

今回社長がかわるソフトバンクは、携帯電話ビジネスのソフトバンクです。ファンドやグループ全体の事業をとりまとめているのは、統括会社であり、携帯電話ビジネスのソフトバンクグループという会社です。以前はこの統括会社がソフトバンクという名称でしたので、混乱されることが多いと思います。したがって、グループのトップが変更するということではないという話です。

もう１つ、孫会長が創業者取締役になるということですが、創業者でも常務でも専務でもこれは会社が勝手につければよいわけで、取締役最高顧問とか取締役相談役といった役付けも時々眼にします。ソフトバンクの創業者といえば孫会長なわけですが、携帯電話のソフトバンクはボーダフォン日本法人を買収してはじまった企業ですので、孫会長が創業者かというと厳密には？で、より一層、グループ全体の経営から外れるかも、という間違った印象をあたえているのかもしれません。

ソフトバンク社長に宮川氏　孫会長は創業者取締役に：日本経済新聞 https://t.co/z5J9nl65xX

— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) January 26, 2021

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