IFRSの導入の延期のニュースがでた。
http://ow.ly/5mss7

企業会計審議会開催前に金融担当大臣がコメントするなど、やり方に対する反論はあるだろう。

しかし、このニュースの本質は最後のコメントにある。

＞「企業会計は経済の基本であり、（延期の表明を）政治主導でやらせてもらった。延期しても日本企業の資金＞調達に影響が出ることはないと確信している」

延期しても、日本企業の資金調達に影響がない。
これが事実。反対をかえせば、予定どおりやっても資金調達には影響がない。要するにIFRSだけ導入しても市場改革なしには資金調達のチャンスは増えない。それをこれまで放置して、会計基準だけ統一しようとした点が本質のはず。ここでいう市場改革とは、国、証券取引所が一体となって外国資金を日本に呼び込む努力のことを意味している。

今回は経済界のロビー活動による政治家のパフォーマンスの可能性は高いが、 きっかけはなんでもよい。グローバルの観点の資金調達なしには今後の上場企業の未来はないであろうから、これをきっかけに市場も含めた本質的な議論、活動につなげてほしい。

★表現にわかりづらい点がありましたので、上記太字の記載を追記しました（2011年6月24日）。

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