TPPについて話題がもりあがって久しいが、農林中金総研からこんなレポートがでていました。

http://www.nochuri.co.jp/skrepo/pdf/sr20110217tpp.pdf 

FTAとの大きな違いは、

１）１対１の国同士の問題ではない
２）農業だけを除外することはできない

などの点があり、２）の問題がクローズアップされているため、TTP=農業の問題という意識付けが高くなっています。
農家の方は政治家にとってはとても大切な支援者でありますが、そろそろ将来の食料政策をこれまでの補助金体制だけでいくのか、決めていく必要があります。この財政状態でいつまで続けられるのか。

また、資料の２ページの作業部会の数を見てもわかるように、かなりの分野が対象となる。

関税の問題だけで片付ける話ではないが、小学校から英語を学ばせるのであれば、その専門家をもっと簡単に小学校に招聘できるような仕組も検討すべきだし、せっかく来てくれたフィリピン人看護学生を試験で叩き落すようなマネをしないようにするべきではないか。フィリピン人の多くはこのニュースをしっかりと知っている。

将来、お金も人も資源も日本に不足していることは間違いない。そういった大局観をもった政策をなんとか実施できないものだろうか。 

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