日本国債の格付けが引き下げられました。

○三菱東京UFJ銀行 経済情報
http://www.bk.mufg.jp/report/ecoinf2011/report_jp_20110128.pdf 

AAからAA-への引き下げですが、2002-2007年まではこの格付けにありましたし、AA-には今をときめく中国も同様に評価されており、この評価で天変地異が起きるわけではありません。
ちなみにS＆Pの格付け定義はこちらをご覧下さい。

しかし、一方で日本の財政は大変な状況です。
簡単にいえば債務超過もいいところ。 これをどうするか？
現実的にできうる策の１つとして、日銀が紙幣を大量発行し、大変なインフレを起こすという策があります。これはある日、皆さんの持っている資産がほぼ紙くず同然となります。昨日の１万円が100円の価値しかなくなってしまうということです。

本当に可能なのか？可能というより選択肢がそれしかない、というのが現状だと思います。日本では少し違いますが徳政令を実施したという歴史もありますし、どこかで借金の問題は解決しなければなりません。いつそのときがくるのかはわかりません。しかし、必ずくるそのときのためにどんな準備が必要なのか、必死で考えて、勉強して、実行することが必要になってきます。

これは、人の生き方と似ていると思います。
必ず訪れる「死」。そのときに向かって、どんな準備をして、形に残していくか。

今回の格下げは健康診断で再検査が必要、といわれたようなものだと私は考えています。忙しいという言い訳で直視しない人、きっちり検査して生活習慣を改める人、いろいろいらっしゃるはずです。要するに自己責任をどれだけまっとうに遂行できるかどうかが問われているニュースだと思っています。
 

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