エアビーが上場し、時価総額が一時10兆円を超えています。コロナ環境の現在はバリバリ赤字です。それは仕方がありません。
当然、マーケットはコロナ終焉後を見ていることは間違いありません。

以下の日経新聞の記事のグラフからみると、ずっと赤字。昨年度が売上は最高で50億ドル程度、5,000億円程度です。それでも赤字です。

時価総額が10兆円ということはPERが30倍、要するに今の業績が30年続いたらその利益の合計が時価総額と一致するわけです。それでも10兆円ということは年間3,000億円以上の利益をあげなければなりません。でも今は赤字です。売上を5,000億円あげても赤字です。

このポテンシャルについては、はっきりわかりませんが、それだけ先行きを見通すのが難しいビジネスであり、投資案件であることは間違いありません。

機関投資家が株価が高いうちに売り抜けるとすれば、一般投資家にこの株高のリスクが転嫁されてしまう可能性もあります。先のことは誰にもわかりませんが、資金の流れ、株価形成の理屈、そこで稼ごうとしている人々の基本的な行動パターンなどは頭にいれておいて損はないと思います。

ただし、7−9月期では2億ドルの黒字ということで希望は持てます。このビジネスモデルで5,000億円売上があって赤字というのは販促費、開発費に相当なコストがかかっているはずで、目先利益を出すことはそれほど難しくないかもしれませんが、それでも10兆円の時価総額に見合う利益が3,000億円程度と考えると、まだまだ実態との乖離は大きそうです。

Airbnb上場、時価総額一時10兆円　買い殺到で初値2倍：日本経済新聞 https://t.co/3nywdj4rmh

— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) December 10, 2020

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