では、お金や会計を学ぶ前に学ぶべきことは何なのだろうか？調べること、質問することである。まずは自分で調べることが重要である。タヒチにいきたいとすれば、インターネットでタヒチの現地情報やツアー情報などいくらでも集められる。しかも情報はタダ。旅行代理店にいって、タヒチのパンフレットをもらいまくってもよいだろう。家の近くに代理店がなければ、電話して送ってもらえばよいだけだ。それをまずは読みまくる。そして、自分が実現したいプランをイメージするのだ。
ここで役にたつのはインターネット。特に検索エンジンだ。そう、グーグル、ヤフーなどだ。ここにキーワードをいれて必要な情報を収集するのだ。インターネットには必要な情報があふれている。なぜか？インターネットの検索エンジンにキーワードをいれる人は情報を求めている。グーグルやヤフーで「タヒチ」とか「タヒチ　旅行」とか「タヒチ　ツアー」というキーワードで検索をかける人は情報を求めている、結果としてモノを買ってくれる可能性のとても高い人たちなのだ。モノを売る企業は黙ってはいない。当然、モノを買ってもらえるように色々な情報を提供する。そのことによって、インターネットにはタダの情報が溢れ返ることになる。ユーザーとしてはこれを利用しない手はない。タダの情報はこうやって提供されているのである。グーグルやヤフーはこういった情報を提供する場所を企業に提供することによって、膨大な広告宣伝料を稼いでいるのだ。
さあ、ここまで情報がそろえばそろそろお金のことを考えなければならない。どれが一番得なのか？これも単にトータル金額だけをみていてはいけない。朝食がついているプラン、オプショナルツアーがついているプラン、その他諸々を勘案し決定しなければならない。実はこれはビジネスでも一緒で、どれが一番得か、という経済合理性だけでは判定できない、人の問題、仲間たちのやる気の問題等も総合的に判断をしなければならない。だから経営者は大変なのである。しかし、忘れていけないのは収集すべき情報は収集し、その結果での判断をすることである。ここでいい加減な情報収集をしていると、あとで損した～、なんてことになってしまう。情報収集。まず、会計やお金のことを学ぶ前に避けて通れない問題である。

本誌は、M&Aを売り手、買い手、アドバイザーが三方良し、となるのが当たり前の世界の実現を目指しています。そのためには当事者が正しい情報を得て、安心して相談のできる場が必要です。その実現に向けて本誌は、日本M&Aアドバイザー協会で、以下のサービスやセミナーを提供しております。