今週は月曜から２泊３日の強行日程で中国無錫出張だった。今は帰りの飛行機を待つため、上海浦東空港のレストランで１人、チンタオビールと食事中。

今回は半年振りの無錫だった。たった半年の間に新しい高速道路ができていたり、高層ビルがガンガン建っている。中国にはこの３年で３０回くらい来ているが、いつ来てもその成長のスピードは恐ろしいほどである。

なぜ、中国はこんなに成長できるのか？

答えは外国からの資金を積極的にいれているからだ。

工場を誘致すれば、それほど大きくない工場でも数億円のカネがかかる。そこでは雇用が発生し、工場を建てるという仕事が発生し、中国に税金が落ちる。どうすれば、外国のカネを誘導できるのか？安い労働力？

それだけでは十分ではない。外資が投資するために魅力的な条件を整えることだ。安全・迅速な物流、港湾、税制、ホテル、住居の整備。やることはいくらでもある。中国は迅速にこういった整備をして積極的に外国からカネを集めている。

一方で日本はどうなのか？何もしていない。だから外国のカネが入ってこない。老人が増加する一方の日本では、大きな成長は望めない。外国からカネ、ヒトを受け入れなければ大きな成長はないのだ。実際に中国を見てみれば、それはよく分かる。そういう考え方ができれば、日本が発展する方法はいくらでもある。

問題は日本はこのままでは、本当にダメになり、やりようによってはうまくいく可能性もまだまだ残っている、それができる人間を政治家として選択しなければならない、そのことに気づく人を少しでも増やすことがこの日本にとって急務であることをこの３日間、短い中国出張であらためて認識した。

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