セイコーエプソン、今期4度目の業績下方修正
セイコーエプソンは、インクジェットプリンターでキヤノンのシェアを抜いたはず。
それはそれでめでたいが、年間4回目の下方修正はマズイ。当初予測は540億円黒字で最終的に230億円の赤字では、そもそも決算見通しを発表している意味がない、といわれても仕方がない。
ただし、業績予測が本当に難しい業界があるのも事実。例えば、テレビの業界などである。誰が大型テレビの価格下落を予測できたであろう?業績予測が困難であるにもかかわらず、公表がされるのは実は、証券取引所から企業が要請されているため。本当に投資家の利益を考えるなら、業績予測の公表を強制するべきではない。
○asahi.comより
http://www.asahi.com/business/update/0315/153.html?ref=rss
~~~~以下、抜粋~~~~~~~~
セイコーエプソンは15日、06年3月期の連結当期損益予想を、1月時点の140億円の赤字から230億円の赤字に下方修正した。当初予想は540億円の黒字で、下方修正は今期4回目になる。また、意思決定の迅速化のため、6月の株主総会で取締役の定数を25人から10人に削減することを提案すると発表したが、業績悪化との関係は否定している。 下方修正の理由は、主力の家庭用プリンターでキヤノンと激しい価格競争を繰り広げ、高機能化に伴うコストもかさんだため。携帯電話向け中小型液晶ディスプレーでも、予想以上の単価下落で赤字が膨らんだという。 |
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