アリペイが上場延期だそうです。そもそも１１／５が上場予定だったそうで、２日前に延期というのは相当急です。今回、上海と香港での上場ということで、アメリカとの安全保障上の問題が原因ではないでしょう。

報道を見ると、ジャック・マーが中国の金融管理システムに批判的なコメントをしたなどの理由がでていますが、それで２日前の上場延期は急すぎます。

また香港への締め付けを見せつけるため、香港での上場を遅らせるということも可能性としてはあります。しかし、見せしめをするのであれば、上海にだけ上場を認めればよいわけで、これも可能性は低いです。

アリペイは中国の消費者の消費行動をトラッキングし、膨大なデータを持っているはずです。アントグループについては以下の書籍が詳しいです。

このデータは、共産党へ共有されていると思われますが、ここについて批判をした、批判的だということになると、思ったよりもシリアスなことになる可能性もあります。

今は予測しかできませんが、本件は今後も推移を追っていきたいと思います。

中国の「アリペイ」、上場を延期 | 京都新聞 https://t.co/5wLcYbMjeQ

— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) November 3, 2020

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