後継者難での倒産が過去最多ペースという記事です。新型コロナの影響もありますし、厳しい環境を改めて認識させられる記事です。

私の経験から、後継者が見つからない理由のほとんどは

１）そもそも事業に魅力がない、儲からない
２）事業に魅力はあるが、管理がまったくされていないので、第三者が評価できない

の２つに収斂します。

１）については厳しいようですが、コロナの影響を抜きにしても、人口減、高齢化社会の日本ではほとんどの事業に魅力がなくても当然です。人に売れるほどの事業を持っているかたはまれです。したがって、どうしても再生型のM&Aが必要になってきます。

以下の動画もぜひ参考にしてください。「45分間で即理解できる、中小M&Aの実態と自分たちが主役になるべき、 というこれだけの理由」というテーマです。

１）をクリアしたら、２）が大切です。財務数値、契約、規定類など整備されていますでしょうか。ご自身ではわかっていても第三者がそれを理解し、さらに改善させていくためには誰にでもわかる経営管理体制をつくっておくことが必要です。

これができなければ、M&Aができないわけではありません。しかし、その場合、高く売ることができませんし、買うほうはただでさえリスクの高いM&Aの取引でよりシビアなリスクを負わなければなりません。成功確率はあがらず、多くのかたがこの取引を継続的にやっていこうとは思わないはずです。すなわち産業としても退廃してしまう可能性が高いということです。

そうならないように日々、本誌も頑張っていきます。

後継者難による倒産が過去最多ペース 業績悪化で継承諦めたケースも #ldnews https://t.co/fbOgOOsuvx

— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) August 17, 2020

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