テスラの時価総額が22兆円になり、トヨタを超えたということです。
2019年における販売実績は。テスラは36万台に対し、トヨタは1,000万台以上です。

これだけ実績の差があるのに、時価総額がトヨタを超えてしまう理由については、リンク先の日経の記事でも記載をされています。またテスラ株の評価には日中の国交悪化が織り込まれていないなどというコメントもあります。

いつも不思議なのですが、株価が上下した理由をなぜ断言できるのでしょう？テスラの株が高すぎると感じた人が、あれはまだ日中の国交悪化を織り込んでいないんじゃないかー、と考えているのが関の山のはずです。

だって株を買うときに理由を誰かに説明して買っているわけでは有りませんから、データとしてはとりようがありません。

株は将来、いくらその会社が稼いでくれるのか？の期待値で構成されるはずです。
今の生産台数は、30倍以上差がありますが、少なくともこの時点では将来はトヨタよりテスラのほうが稼ぐ、と考えている株主が多いと考えるのが自然です。もちろん短期的な投機を考えている株主、投資家もいるでしょう。ただ、彼らの多くも、自分はそうではないが、多くの株主は将来はトヨタよりテスラのほうが稼ぐ、と感じる株主が多いはずだ、という間隔がなければ投資、投機はできないはずです。

それだけに期待値は、実績に基づいた予測よりも乱高下しやすいとも言えます。

テスラ時価総額22兆円、トヨタ超え自動車首位に：日本経済新聞 https://t.co/riz6onNpjj

— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) July 1, 2020

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