時価総額がトヨタを超える白酒の貴州茅台酒、そんなに儲かっているのだろうか?

中国へ旅行、出張に何度か行ったことがあれば、飲んだこともあるかたも多いはずの白酒(バイチュー)の茅台酒が時価総額がトヨタよりも高いそうです。
記事にも、もともとバイチューは官僚不正の温床となっており、政府が引き締めを実施した結果、関連各社の業績は落ち込んでいたはずです。
しかし、足元の業績(1~3月期)の売上高は252億元、純利益は130億元ということです。単純に年換算すると、売上約1,000億減、純利益が520億元となります。物販で純利益率が50%を超えるってのはとんでもない利益率です。
1元=15円で換算してみると、売上1兆5,000億円、純利益が7,800億円、とてつもない利益です。
時価総額26兆円、PER33倍、どれもすごい数値です。
バイチューの重要性はわかりますが、さすがに稼ぎすぎなのではないかと感じますが、本当にユーザーが価値を感じているのであれば、それはブランディングを含めたマーケティングの大成功事例でしょう。
記事では目先の投機需要に支えられているのでは、という記載もあり、そういった危惧があることはあるのでしょう。
それにしても、茅台酒の業績が粉飾されていなければ、トヨタを上回る時価総額があってもおかしくない業績です。
とんでもない業績といっても過言ではありません。
巧みなブランド戦略 中国茅台酒、時価総額トヨタ超え:日本経済新聞 https://t.co/uwKSeojv62
— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) June 16, 2020

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