ときどき本誌でとりあげさせていただいている内田樹先生の記事です。

今回の内容は、政治的とは、自分の生き方が国の運命とリンクしていると感じていることと、定義されています。
そして、今の日本はまったくそうなっていない、ということです。

国の経済の成長期は、自分＝国と感じやすいのでしょうが、成長しなくなると、いくら頑張っても駄目、国のせいだ、他人のせいだ、という考えになりがちです。

政治の季節（内田樹の研究室） https://t.co/XPBfg0aozj

— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) January 29, 2020

一方で、日本のいじめ対象はできる子、裕福な子になる特異な傾向があるということです。自分で考えることをやめると、一言で理解しやすい、わからないものは排除するということになるのだと思います。これを思考停止と呼ばれることが多いのですが、事業承継でも同じ問題が起きています。

できる子、裕福な子が標的になる、日本のいじめの特異な傾向 https://t.co/CsNVUeDdNd

— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) January 29, 2020

日々、多くのかたの意見交換をしているのですが、事業承継についても同じなのではないでしょうか。
国も対策をしていますし、専門家の皆さんも頑張っていますし、プラットフォームも増えてきて、明らかに成果はでています。しかし、会社を売って、買って、運営していく当事者は十分な準備をしているのでしょうか。お金がない、時間がない、知恵がない、そんな状態で自分の大切な会社を売り買いして、その後も成功させる、確率があまりにも低いはずです。

世の中では当たり前のことを、当たり前にやって結果を出している先人も多い。学習は先人の知恵を学び、実践し、意見交換をして、自分たちの解決策を導くことだと考えています。そうであれば、まず動くときには情報を集め、信頼できる相談相手を探すことが大切です。

政治も事業承継も根本は無関心であり、丸投げであることが多いと感じています。

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