少子化が加速していることが報道されています。結果、人口の自然減が５０万人を超えるということです。

記事の中には、復職後、休職前の待遇が保障されていなければ、怖くて出産できない、という声があったり、海外では高校を卒業して働き、仕事の基本を経験したり、出産などをし、必要に応じて学校に戻って、学習をする、ということなどが紹介されていました。

一番の問題は、皆が不安だから、ということでしょう。高齢出産はリスクが増える、という基本的な情報も多くの方は気にしていない、あるいは気にすることができないという状況は不自然です。

将来の不安を政府が減らしてくれるとよいのですが、その見込がありません。彼らも財政は火の車、野党も本質的な議論などできず、期待できません。しかし、彼らは当選してナンボ、です。どうしようもない政治家がもし当選しているとすれば、私達有権者の責任です。

不安要素を減らすには軸を作ることでしょう。これは人には負けない、営業力でも知識でも行動力でも語学力でもいいです。それがあれば、何をやっても食っていける、という自信につながり、不安は減るはずです。その軸があったうえで、総合力をつけるのは、大切なことでしょう。学生も広く浅く関心を持つことは重要ですが、人に負けない武器、軸が必要です。

仕組化という言葉は企業にとって必須です。しかし、これは究極、誰にでもできるようにする、ということで、将来的にはIT、AI、機械にとって変わられるものです。仕組化にのっていると、将来への不安から解放されません。企業は仕組化を図ってより効率化を求めていきます。だから、一生懸命やるだけでは不安が減らないのです。

自分の軸を作り、会社と対等にやっていく、ろくでもない職場であれば、自分からケツをまくる。そんなスタンスが必要です。

したがって多くの場合、学校は職業訓練校であるべきです。社会で戦える軸もないまま、社会に出されること前提な社会なわけですから、そこからはみ出さないと不安は広がるばかりです。

少子化加速、自然減50万人超に　働き方改革カギ：日本経済新聞 https://t.co/Opi1237DrJ

— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) December 24, 2019

本誌は、M&Aを売り手、買い手、アドバイザーが三方良し、となるのが当たり前の世界の実現を目指しています。そのためには当事者が正しい情報を得て、安心して相談のできる場が必要です。その実現に向けて本誌は、日本M&Aアドバイザー協会で、以下のサービスやセミナーを提供しております。