東海道新幹線の社内販売は儲からないが、顧客サービスのために続けるということです。記事を見ると車内販売、駅構内でのお弁当などの販売をJR東海では、ジェイアール東海パッセンジャーズという会社で運営しているようです。その業績が車内販売は赤字だが、駅構内の販売で補うということです。顧客サービスという点では理解できます。

しかし、ジェイアール東海パッセンジャーズとしては明らかに赤字の事業を続ける理由がありません。親子会社ですから、よいのでしょうが、外部委託できない価格で、赤字前提で外注の形をとることは間違っています。

顧客のため、という視点からすれば、赤字はJR東海が負担するべきでしょう。顧客サービスなら、それは新幹線の乗車料で回収すべきです。そうした価格設定がされていなければおかしい。

何らかの事情で、それができないとすれば、少なくともジェイアール東海パッセンジャーズという会社の業績評価をするのであれば、この赤字は考慮する必要があります。そうでなければ、ジェイアール東海パッセンジャーズの社長など受けてられません。企業内ではそんな論理が成り立たないのは理解できます。しかし、そんな状態では競争力もでないし、経営者も育ちません。

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東海道新幹線の車内販売、もうからなくても続ける理由：日本経済新聞 https://t.co/0CXIwzcfIo

— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) December 19, 2019

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