ソフトバンクが５０億ドル以上の評価損を計上を計画、という記事です。それはそうでしょうが、そんななかでもWeworkに追加出資したのはなんでなんだろうな、と考えていました。

経済的には８０％の出資比率なのに、連結にいれないなど、やや無理のあることをしておいて、時間稼ぎをしている感はあります。

そもそも事務所レンタルなんて、そんな儲かるわけないだろう、みたいな後講釈は簡単なのですが、可能性としてどんなことをソフトバンクが考えていそうなのか、考えてみました。

近い将来、本当の意味で企業から独立して、複数の企業の仕事を同時並行で行う独立系のプロがおそらく増えます。Weworkはそれを先取りしようとしたのでしょうが、オフィスだけ提供しても面白くない。日本ではPaypey、中国でもアリババを通してのアリペイなど電子マネーマーケットをとりにいっているソフトバンクですが、それに独立系のプロの取引、売上とか原価とか経費の類の情報をすべてとろうとしているのはないかと思うのです。これに銀行取引、金融業を加えれば、ビジネス、プライベートについての経済的インフラを抑えることができます。

こうすれば税務申告や監査も必要なくなります。そのシステム開発を握ることもできる可能性もあります。考えすぎかもしれませんが、Weworkはこれらの構想のone of themなおかもしれません。

それくらいのことを考えていなければ、この状況で追加の投資はできないのではないかと思うのです。

ソフトバンク、50億ドル超の評価損計上を計画＝ＢＢＧ (2019年10月25日) – エキサイトニュース https://t.co/vAiRcSsYty @ExciteJapanさんから

— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) October 25, 2019

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