個人M&Aで溶かしますか、というなかなかセンセーショナルな記事がありました。タイトルと内容はあっていませんが、記事の内容としては至極ごもっともです。

他人がやってきた事業を引き継いで、投資金額を回収し、儲けることは「難しい」です。

それでも立ち向かっていく方には２つ重要なポイントがあります。

１）売り手よりも圧倒的な経営力があること
２）M&Aそのものについても知識を蓄えること

１）については、個人に限らずM&Aの鉄則なのですが、業績がよい会社は高くじゃないと買えないので、より良い経営をしないといけません。業績が悪い会社は安く買えますが、借金を引き継いだり、赤字をしばらく負担しなければいけません。今の経営者＝売り手よりも圧倒的によい経営ができなければ採算があわないのです。

そして２）についても注意が必要です。M&Aはものの売買ではありません。したがってスキームの選び方、契約条件、交渉など、簡単ではないのです。ネットで拾った契約書でざっくり契約するのは自由ですが、売り手買い手が揉めたらアウトです。

もっともっと個人M&Aが一般的になってほしいとは思っていますが、誰もがお手軽にできるものはないことには注意が必要です。ではM&Aに興味をもった方はどうすべきか、ただしい情報を集めることから始めるべきです。

「個人M&A」で溶かしますか（古市憲寿） https://t.co/tJJMDFgrg0 #デイリー新潮

— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) August 8, 2019

本誌は、M&Aを売り手、買い手、アドバイザーが三方良し、となるのが当たり前の世界の実現を目指しています。そのためには当事者が正しい情報を得て、安心して相談のできる場が必要です。その実現に向けて本誌は、日本M&Aアドバイザー協会で、以下のサービスやセミナーを提供しております。