ルノーが日産に統合を再提案し、日産が拒否しています。ルノーは43.4%日産の株を持っています。あと7%で過半数です。それができれば、実質統合が完了します。

日産は拒否、といっていますが、日産って誰なのでしょうか。おそらく日産の経営者、経営陣なのでしょうが、彼らにそんな権限はないのです。決めるのは株主です。日産以外の株主に意見を問えばよいのです。

公開買付をしてもいいし、株主総会で意見を問うてもよいはずです。取締役は株主から経営を委任されているわけで、7%の株主がどう判断すればよいのか、決めればよいのです。

ルノーに日産をとられたら経済界がどうなるのか、簡単に言うな、という意見もあるかもしれませんが、それならば経営危機にあり、ルノーが日産を支援したときに、日系企業か政府が支援をすればよかったのです。あとになって自分たちに都合のよいことばかりは通りません。日産の業績が安定しているため、ルノーはあまりことを荒げるようなことはしていませんが、あまりにも理屈にあわないことをやっています。株式会社の基本ルールにあわないことをやっているという認識です。

ここでいう日産は、日産の取締役会ではありません。株主です。

具体的には大株主は機関投資家です。日本の年金資金もはいっているかもしれません。いずれにしても株主に意見を問えば済んでしまう問題のはずです。

○日産 大株主（Ullet）
http://www.ullet.com/%E6%97%A5%E7%94%A3%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A/%E5%A4%A7%E6%A0%AA%E4%B8%BB

ルノー、日産に統合再提案　日産は拒否へ：日本経済新聞 https://t.co/vZS6Aediqk

— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) 2019年4月22日

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