昨日は、JMAA会員のサクシードさん（https://succeed-biz.jp/）主催の、事業承継、M&Aセミナーを宇都宮で担当させていただきました。

熱心に聞いて頂き、当日中にJMAAのM&Aアドバイザー養成講座（https://www.jma-a.org/adviser/jma-k）をお申し込みいただく方もいらっしゃり、とてもありがたかったです。

その中で、事業承継がうまくいかないのは、売る方も、買う方も準備不足であるというお話をさせていただきました。

何十年間の経営の中で、第三者に売却することを前提に経営をしている方はほとんどいません。急にいろいろな種類の資料を見せてほしいといわれても準備ができていないのです。

多くのスモール企業では事業別、店舗別の月次試算表もありません。節税目的で分社しまくった結果、本当はどこでどう儲かっているのか、あるいは損をしているのか、すら分からなくなってしまっていることも多々あります。

現状、ライバルがその程度の準備状況であれば、しっかり準備さえできていれば、それだけで優位に立てます。

そこで、本来は会計事務所のビジネスチャンスです。M&Aでの売却を見据えているクライアントには、月次の事業別、店舗別の数値を提供し、月１回くらい業績についてクライアントをミーティングを開催してはどうでしょう。

月２−３万円の報酬でやってられるか、という声が聞こえてきそうですが、そんな提案を実際にお客様にしたことがありますでしょうか。
そんな金出すはずない、もらった報酬でできることだけやっていく、ではこの先、会計事務所も生き残っていくは至難の業です。言いすぎだ、と思われる先生は、ぜひフリーやマネーフォワードなどのクラウド会計を使ってみてください。ただ記帳をするだけではもはや付加価値を産むことは困難です。

会計事務所の先生方にもぜひそのチャンスを掴むためにも、私達の仲間になっていただきたいとあらためて感じました。

本誌は、M&Aを売り手、買い手、アドバイザーが三方良し、となるのが当たり前の世界の実現を目指しています。そのためには当事者が正しい情報を得て、安心して相談のできる場が必要です。その実現に向けて本誌は、日本M&Aアドバイザー協会で、以下のサービスやセミナーを提供しております。