週明けには結論が出るはずですが、増資の報道があり、決算発表延期の大塚家具に起きていることを想定してみます。

決算発表の延期には見積もりに関する決算確定に時間がかかるということです。可能性として考えれるのは以下の２つでしょう。

１）今後１年間の資金繰りの見込みが確定せず、継続企業の前提が明確でない
２）増資が確定していない、確定したすれば、資金調達が可能、また事業提携により事業計画が上振れする可能性もあり、リストラなどにかかる引当金の額を増資の件が片付かなければ、確定できない。

順序としては、増資を確定させることでしょう。おそらく先日の増資報道はリークです。一度否定をしておいて、今日が金曜ですから、今日の場がしまったあとか週明けに増資を発表、それをベースとした継続企業の前提を確保し、リストラの引当金確定、決算は相当悪くなるでしょうから、資本業務提携にもとづき事業計画をあわせて公表するという流れが大塚家具にとってはベストです。

問題は誰が、この状況でその資金を出すかですが、事業会社もあるかもしれませんが、中国資本は１つの候補です。おそらく投資ファンドを経由してになりますが、人民元を他の通貨に買えたい中国資本が当局の規制により、資金が出せない状態が続いています。

大塚家具という上場企業の救済という名目であれば、ハードルが少し下がる可能性があります。また、大塚家具に万一のことがあった場合には、事実上中国資本で会社を運営できるというメリットを資本家だけでなく、中国規制当局がメリットと捉えれば、資金が出る可能性は十分あるのではないかと思います。

大塚家具、決算発表を延期　「決算確定に時間を要する」：朝日新聞デジタル https://t.co/Q1wz6XQEBR

— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) 2019年2月14日

大塚家具、40億円増資報道「資本増強など様々な選択肢を検討」：日本経済新聞 https://t.co/C1r9GIfgVu

— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) 2019年2月14日

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