DMMに「AQUIZ」が１円で事業譲渡をしたと報道がされています。これは新しい形で理由として、売り手がこれまでVCからの資金をいれていないこと、報酬はあとでとれればよいという考え、でありスタートアップのexitの新しいカタチだと述べられています。ぜひ以下のリンクからオリジナルの記事をご覧ください。

おそらく、事業譲渡の対価がゼロであることから、現状のビジネスは赤字でしょう。スタートアップで赤字での売却は珍しくありません。そしてその対価がゼロ、というところが斬新ということなのですが、よく考えてみれば、まだ赤字、買収後、スタッフはDMMで仕事をするという条件のようですから、雇用も確保される、おそらくDMMからマーケティングをはじめとしてかなりの支援があるはずです。さらに業績達成インセンティブボーナスもふされていると思います。だから事業譲渡は１円で受けたはずです。

過去には、DMMはできたばかりのCASHサービスを運営する企業を70億円で買収し、数ヶ月で5億円で売り手に売却しました。このディールは本誌でも注目して記事にしたのですが（https://ma-japan.info/archives/7684）、あっという間に70億円で買収し、すぐに5億円で売り戻しをした判断、諦めの速さには驚きましたが、さすがに懲りたという部分もあるでしょう。

まだ先がどうなるかわからないいわゆるスタートアップに異常な投資がされるということは、それほど起きることではありません。少し、異常、過熱した投資が落ち着くきっかけになるかもしれません。

クイズ買取サイト「AQUIZ」がDMMに1円で事業譲渡、代表の飯野氏が目指す“新しいバイアウト”とは | TechCrunch Japan https://t.co/OMvYSVTxnT @jptechcrunchさんから

— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) 2018年12月13日

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