ダイキンが、欧州冷蔵機大手AHT社を1,000億円で買収しました。
リンク先の日経新聞の記事では、売上500−600億円の会社を1,000億円で買収し、これまでもダイキンは欧州で、業務用冷蔵庫関連のビジネスを買収していることを紹介しています。

詳細は、ダイキンのリリースを確認しておきましょう。

https://www.daikin.co.jp/press/2018/20181126_02/

対象会社の売上は625億円、従業員が1,600名ということです。ダイキンヨーロッパは売上3,288億円、従業員が6,881名です。
少なくとも人員はかなり今回の買収で確保できることになります。

利益率が仮に10％になれば、50−60億円の利益になりますから、1,000億円は長くても20年間くらいで回収できることになります。
対象会社の利益率は、はっきりしませんが、業務用冷蔵庫のビジネスをゼロからたちあげて、軌道に乗せるまでどのくらいの時間がかかるか想定は難しいですし、そもそもできる保障がまったくありません。

売上の２倍近くの金額で買収することはリスクがあることは間違いありませんが、ざっくりとした試算でも、十分にやっていける可能性のある取引と言えそうです。

ダイキン、欧州冷蔵機大手を1000億円で買収：日本経済新聞 https://t.co/wFn7A6M39r

— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) 2018年11月25日

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