エルメスやグッチが売上減少で株価も冴えない一方、コーチやラルフローレンといったアメリカ勢は売上を伸ばし、株価も堅調です。
その原因の一つは、エルメスやグッチが値上げをしすぎたのではないか、という点です。

アメリカの公式ECサイトでは、グッチの1,000ドル未満のハンドバッグは3点しかないのに対し、ラルフローレンは150点以上あるといわれています。

ブランドバッグは希少性が重要であり、価格が高いこと自体に価値があります。これは顧客の信頼やブランド価値向上にもつながりますが、どこかで消費が急に減少する転換点が訪れるはずです。

価格設定は経営そのものであり、値上げを成功させた企業が勝者となります。しかし、やり過ぎれば逆に難しい局面に陥る、ということなのでしょう。

Hermès and Gucci have seen declining sales and sluggish stock performance, while American brands like Coach and Ralph Lauren have been growing their sales and maintaining strong stock prices.
One reason may be that Hermès and Gucci have raised their prices too aggressively.

On their official U.S. e-commerce sites, Gucci offers only three handbags priced under \$1,000, while Ralph Lauren has more than 150 items in that price range.

Luxury handbags rely heavily on exclusivity, and high prices themselves carry value, enhancing both customer trust and brand prestige. However, there is inevitably a tipping point where consumer demand drops sharply.

Pricing is at the core of management, and companies that successfully raise prices often emerge as winners. But when pushed too far, it becomes a difficult balancing act that can backfire.

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