任天堂を代表とするエンタメ株が株価下落しています。

任天堂はPERが50倍を超え、さすがに割高感が出ています。2025年8月28日10時頃の任天堂の時価総額は17兆円です。
なお、任天堂の2026年3月期の業績予想は売上1.9兆円、純利益3,000億円であり、2025年6月末時点での純資産は2.7兆円、キャッシュ（現預金＋有価証券）は1.9兆円あります。

これで計算するとPERは56倍、PBRは6.3倍となっており、割高感があると言ってよいでしょう。

任天堂はコンソールや大型ソフトの発売の有無によって業績の上下がある企業ですが、高い水準で業績を維持しており、手元資金や純資産も潤沢で、財務は極めて健全です。

したがって市場からの評価は高いものの、株価は「行くところまで行った」と言える状況でしょう。

Entertainment-related stocks, led by Nintendo, have been declining in value.

Nintendo’s price-to-earnings ratio (PER) has exceeded 50 times, creating a clear sense of overvaluation. As of around 10:00 a.m. on August 28, 2025, Nintendo’s market capitalization stood at 17 trillion yen.
For the fiscal year ending March 2026, Nintendo projects revenue of 1.9 trillion yen and net income of 300 billion yen. As of the end of June 2025, its net assets totaled 2.7 trillion yen, with cash and marketable securities amounting to 1.9 trillion yen.

Based on these figures, Nintendo’s PER is 56 times and its price-to-book ratio (PBR) is 6.3 times, underscoring a sense of overvaluation.

While Nintendo’s performance fluctuates depending on the release of consoles and major software titles, it continues to sustain earnings at a high level. Moreover, its cash position and net assets remain ample, reflecting an exceptionally sound financial condition.

Accordingly, although the market’s evaluation of the company remains strong, it appears that the stock price has effectively “reached its peak.”

大原達朗が行うBBT大学での講座
93%が満足と回答したファイナンスドリブンキャンプ
本講座では、短期間でCFO（最高財務責任者）への第１歩を踏み出すことを目指します。大量の決算書に触れ、大量にアウトプットし、大量のフィードバックを通してファイナンスという武器を手に入れられます。ブログでは話せない「ライブ講義」も充実しています。まずは無料説明会を受講してみて下さい。

本誌について
本誌は、M&Aを売り手、買い手、アドバイザーが三方良し、となるのが当たり前の世界の実現を目指しています。そのためには当事者が正しい情報を得て、安心して相談のできる場が必要です。その実現に向けて本誌は、日本M&Aアドバイザー協会で、以下のサービスやセミナーを提供しております。